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執筆者の写真藤井まる

市販のベーコンを知ろう。

更新日:4月22日

今回の記事は人によってはセンシティブな記事になるかも知れませんので予めご了承頂いた方だけ読んでみて下さい。


もう暫く市販のベーコンを買ってなかったのでどんなものだったのかを思い出す作業を兼ねてスーパーで偽ベーコンを買ってきました。



なぜそんなひどい言い方をするかというと、市販のベーコンは・・・

①そもそも燻製しておらず、燻製味の液体を注射器で注入、または漬け込んでいる。

②燻製熱で中まで火を通すのではなく、肉を茹でている。


なので、ベーコンと名乗るために絶対必要な「燻製」という作業がなされていません。だから偽ベーコンと言わざるを得ないのです。なんちゃってベーコンなのです。

そして・・・

③綺麗なピンクにするために発色剤や着色剤を、腐らないように防腐剤をふりかけてある。


もう、この3つを知ってからは市販の偽ベーコンは買っていませんでしたが、研究のために買ってみました。まずは塩分濃度。



結果は1.3%前後でした。僕の作る燻炙ベーコンは皆さんのご感想やご意見を取り入れて0.9%前後にしました。ご意見を読む限り、塩分を気にされる方が想像以上に多いのも新しい発見でした。その代わりと言ってはなんですが、パンチの効いた旨みを全面に押しに出しました。


次にどんな味だったか食べてみよう!といつものように焼いてみましたら・・・



あれ!?焦げちゃった。燻炙ベーコンは旨味がぎゅっと詰まった脂がじんわりと湧き出してくるので焦げることはありませんが市販品は脂が少ないのか、いつもの感覚で焼いたら焦げてしまいました。ちょっと油を引かないといけなかったですかね。いや、それより肉はこんな焦げ方はしません。明らかに肉ではないものの焦げです。肉以外の何かが焦げた感じです。そして不自然なまでのピンクです。生肉でさえこんなにピンクピンクしてないです。


で、焼いている時に、何気に偽ベーコンを入れていた皿を見たら・・・



うわっ!!!ピンクの液体が!!!血の赤ではなく明らかにピンクです。 これが偽ベーコンの綺麗なピンク色の正体です。もっと詳しく言うと発色剤着色剤です。

肉は熱を加えるとどうしてもピンクから褐色になります。それをピンクのまま保たせるのがこの発色剤、ピンク色を強制的に着けるのが着色剤の役目です。


この発色剤・着色剤の何が悪いかというと・・・・


発色剤は胃の中で魚肉や食肉に含まれるアミンという物質と結びついて,ニトロソアミンという強い発がん性物質に変化しますし、着色剤の原料は石油だったりカイガラムシという昆虫が原料になっています。だから怖いのです。カイガラムシの写真を載せようとも思いましたがあまりにも気色悪いので気になる方はググってみて下さい。


で、このベーコン、命を捧げてくれた豚さんの事を思って有り難くいただこうと思ってはみましたが、このピンクの液体を目の当たりにしたら一気に食欲が失せてしまいました。


でも・・・やっぱり豚さんの事を思って、有害と分かった上でちょっとだけ食べることにしました。


感想は、


①燻炙ベーコンに慣れているからか塩辛い。食べたあとめっちゃ喉が乾く。

②ベーコン本来の肉々しさがなく、歯ごたえが無い。ハム食べてるみたい。


特に②ですが、そりゃそうです。燻製せずボイルしただけなんですから。要するに燻製味のハムなのです。


実験も終わりましたので、もう市販の偽ベーコンは一生買うことは無いでしょう。


最後に一点だけ。

市販のベーコンにも本物はあります。


・酸化防止剤

・発色剤

・着色剤

・保存料


を使用していないものは安全性が高いです。


「無添加」表示に関しては非常に意見の分かれるところで賛否両論ですので私個人の意見は敢えて控えさせていただきますが、安全性はかなり高いです。


注意事項として「自家製」「手作り」と表記されていても裏を見たら化学薬品まみれという事も多々ありますので、迷ったら「無添加」表示を目安に選ばれたら良いと思います。


今回は結構、市販品をディスる内容が多々含まれていましたので甚だ心が痛むのですが、皆さんには少しでも長生きしていただきたいので心を鬼にして敢えて書かせていただきました。


閲覧数:53回2件のコメント

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2 Comments


outomomy
outomomy
Apr 13

いつも興味深く読ませてもらってます♪心の鬼の中に、「豚さん愛」と人への想いを感じる内容+大変参考になる内容でした☆

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藤井まる
藤井まる
Apr 13
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はい、他人とは思えないのでってオイっ!

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